FXにおける思考実験(5)

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FXにおける思考実験(5)(What)

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金融市場で生き残るための唯一の手法

Twitter:だっく(duck0777)

なぜ(Why)

実践編。
(4)から7月末までの経過報告、および各種実験の結果ということで。

結果(Result)

先月の公開内容が全然見られないことに気が付いたので、
細かい情報については、Twitterのほうで確認ください。

詳細(再びWhat)

今月は、「非常識な投資家M」さんの方法(M式)に従わずに運用をしてみた。
週ごとにテーマを決めて以下のように対応してみた。
理由は、「信じるな、疑うな、自分で確かめろ」ってことで。

正直に言って、lotの意味さえ間違えているのに利益が出続けているのが、
若干怖くなったというか、FXという世界の意味が分からなくなってきたので、
所謂、9割の人の思考をなぞってみる、というのも体験するべきだと思ったのです。

早めに失敗した方が損失少なくて済むし、
家族には「お金無くなっても怒らないから報告すること」で許可得ているしね。

というワケで実施した4つの暴挙を一つずつ紹介していく。

1週目:ポジションを膨れさせる

M式(ちなみに今回からM式と書き直しているが、これは本人がM式と書いていたから)では、
保有するポジションについてのルールがあるのだけど、まずこれを破ってみた。

証拠金維持率10,000%以上っていう数字が、どうしても意味が分からなくて、
これを下げるにはどうしたら良いか、と考えてみた。
10,000%という数字はとても安心して見ていられる反面、高見から転がしている感じが強く、
一般の人の感覚ではないと感じていたので、一般の人の感覚が感じれるレベルまで、
意図的に(ってほど意図的ではないけど)落としてみることにした。

端的に言うと、高めのLポジションを持ってる状態だったので、
それをナンピンする形でLを持ち、反対のSを利確して証拠金維持率を下げてみた。

すると、なんということでしょう!
すぐに怖くなり始めたw

2週目:相場を細かく確認し、ポジションを保有する

7月の流れはどちらかと言うとボラ(というらしい大きな値動き)が少なく、
ちょっと上がって、ちょっと下がって、というのを繰り返していた。
なんとなくそんな流れが見えていたので、あくまで順張りだけど、
一日に数回相場を確認し、ポジションを変えていった。
L方向に伸び始めたらLを持って、適当な所で利確。
S方向に落ち始めたらSを持って、適当な所で利確。

これで2週目で結構稼げた気がした。
問題は1週目に持っていたLポジションが一切動かせなかった、ということで、
この時点で、「あ、ポジション持ちすぎると身動きしにくい……」と実感した。

上で書いたLポジションもSポジションも1ポジションのみで利益が出ていた。
逆に言うと、それだけしか持てなかった。
正直に言うと、この時点でLポジション持ちすぎが怖くなっていた。

3週目:あえてポジションを動かさない

2週目の流れが3週目も続いていたのだけど、敢えてポジションを持たない、
という選択肢を取ってみた(いや、Lポジションは大量に持っている。しかも含み損だ)

結論、3日持たなかった。つまらなかった。
4日目(木曜日)には2週目のようなやり方でポジションを持ち始めた。
上がりそうなところでLを持って、上がって利確。
下がりそうなところでSを持って、下がったのを利確。

ここまででもうM式をやってる皆は理解していると思うんだけど、
完全に予測してポジションを持ち始めていた。
Youtubeで話されている通り、M式には予測や分析は不要なのだけど、
気が付いたらそういう状況になっていたんだ。

それで、また上がるだろうなぁ、と思ってLポジションをとった瞬間に事は動き出した。

4週目:極端に偏りを持たせる(思考実験1の再来)

4週目には大きく値を下げた。感覚的にはFXを初めて一番大きく下げている感じ。
正直、かなり焦った。Lポジション、それも含み損のみを大量に保有した状態で、
どんどん下がっていく。含み損もどんどんかさんでいく。
思考実験1の再来、と上では書いているけど、そんな余裕なんかない。
どう言いつくろっても、パニック状態だった。
Twitterに週1で報告する形にしてたのに、あまりにパニックだったので、
戒めのようなツイートもした。

なるほど、これが9割の人を退場させる力か、と冷静に思うのと同時に、
なんとか持ちこたえてくれ、なんとか上がってくれ、と祈るような気持ち、
M式に従順に従っていればこんなに苦しい気持ちにならなかったのに、という後悔、
全部失ったらどうしようという畏れなんかも抱いていた。
実際、所持金よりも多い含み損(クレジットがあるので一応問題なし)だったし、
これは、今回の思考実験で終了かな、とも思った。
また、同じように含み損を抱えながらも余裕で居られる他のM式実施者に対して、
どうしてあんなに大丈夫なんだろうか、とも不思議に思ったりもした。

もう一つ不思議に思ったことは、Lの持ちすぎで3桁まで下がった証拠金維持率が、
Sポジションを持つことで上がることと、それで安堵感が出たこと。
よーく考えてみたら損失固定に近づけているので維持率が上がるのは当然なんだけど、
それすら、その時はよく分からない状態に陥っていた。
正直、とにかく怖かった。

5週目:挽回する

ここまでで、通常のトレード手法(と呼べるものでもない)勝手が
いかに恐ろしいかを確認できたので、ここからはとにかく、

  • ポジションを減らす
  • M式のルールに戻す

ことに専念することにした。
残念ながら投稿時点(8/5になってしまった)では、まだまだ
背負った失敗を解消するには至ってないんだけど、
逆に言うと、維持率のことやボラのことも分かり、
立ち回りとしては落ち着いてルールに従えば良いと思って
気長に進めようと思っている。

あまりFXに深入りしないようにするために、FX環境をサブ携帯に移動させ、
時々、どうなってるかなぁ、と様子を見る程度にまで抑えられるようになった。

何が起こったか(さらにWhat)

これだけ勝手気ままに実施したにも関わらず、
グラフにして表示してみると以下のような感じです。

まあ、8月はとりあえず全体的に調整する月として考えたら良いか、と
のんびり構えることにします。

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